生命環境学群生物学類

1)部活と勉強の両立はできますか? 

大学は自分で自由に授業を選ぶことが出来るので、必要な単位を取っておけば自分の自由な時間がかなり多くなります。 
しかしながら、生物学類は1年生の授業がとても大変で、教職を取ろうと思うと1学期間で空きコマが3つしかないという 
ような状態になってしまいます。2,3年生も実験や実習を多く希望して取ると1週間のうち午後はほとんど埋まってしまいます。 
4年生になっても研究室で実験をする時間が多く、自由な時間に研究室に行くことはできますが時間はかなり拘束されることとなります。 

大学で思いっきり研究をして、自分の好きな生物学を学べる環境があるのはとてもうれしく思っています。 
しかし、部活をやっているのでその両立では最初は悩んだこともありました。 
でも、私はただだらだら過ごしてしまう大学生活にしたくありませんでした。 
時間が多くあっても必ずしも勉強するとは限らないし、そうであるのならば部活動に熱中している一方で空いた時間を上手く使って 
勉強をする生活を望み、アメフト部に入部しました。 


2)学類の授業はどうですか? 

生物学類は1年生のときは概論がほとんどです。 
生物学は多くの分野に分かれているので、それぞれの基礎学問を学びます。 
正直私は1年生のときの授業はあまり楽しくありませんでした。遺伝学、発生学、分類学。。。 
何を取っても基礎知識が多く、知っていることが多かったからです。 
しかし、学年が上がるごとに実験や実習の時間が増えてきて、専門的な知識を教えてもらえたり、 
自分で自由な実験を出来たりする授業が増えてからはとても楽しくなりました。 

ここで私が気付いたのは、なんでも自分が主体的に取り組むことで見え方が変わってくるのだということでした。 
自分が決めた実験に自分で方法を考え、教えてもらいながら取り組めば自分がやりたい勉強を行うことになります。 
やらされている勉強ではなく、自分から。もともと興味があって入学できた学類の授業なのだから楽しまないと損だと思います。 


3)学類の雰囲気などはどうでしょう? 

生物学類はとてもとても仲良しです。 
1年生のときの授業がほとんど皆一緒で、移動やお昼ごはんなど多くの時間を一緒に過ごすことが出来るからだと思います。 
そのため、良くも悪くも生物学類内でかたまりがちな傾向があります。 
私は大学に入ったら多くの人と出会って視野を広げたいと思っていたので、学類内だけにとどまるのはいやでした。 
部活やサークルに入るのであればたくさんの人と関わりが持てて、様々な視点や意見を持った、 
様々な学類の人と接する機会が持てるところがいいと思っていました。 


4)つくばに来て困ったこと、そしてその解決策などはありますか? 

まず一人暮らしという環境の変化に戸惑いました。 
今までは家に帰れば両親や兄弟がいて、何かあった際にもすぐに相談できる人が一番近くにいてくれたんだということに改めて気付かされました。 
私の場合は宿舎に入っていたので、仲が良くなった宿舎の友達と新歓のイベントに出かけ、一緒にすごし、さみしさを紛らわしていました。 
その仲良くなった子に色んな事を相談して、結局部活も一緒にアメフト部に入るまでになりました。 
学類も部活も宿舎も一緒で、本当に一日中一緒にいたその子とは今でも一番の心友です。 


5)アメフト部に入ってどうだった? 

もうひとつの実家のような存在が出来ました!私はどうしてもアパートの一人暮らしを自分の家を思えず、仮住まいだと感じてしまいます。 
部室にくると、実家に帰った時の安心感のような気持ちになれるのは不思議だと思います。 
それはきっと大きな目標に対して気持ちを一つに頑張っている部員が家族のような打ち解けた存在だからだと感じます。 
地元を離れ、新しいことを始めたいと思っていた私にはぴったりの居場所が見つかったと思っています。 


6)最後に新入生に一言お願いします! 

長い受験の道のりを経てようやく手にした大学合格の通知はゴールではありません。 
受験に合格したことで満足していてはもったいないです。ここからがスタート。自分がやりたいことを始める絶好のチャンスです。 
最初は慣れない環境で色々な不安や淋しさに襲われることもあると思います。私もそうでした。 
そんな人はぜひアメフト部の新歓イベントに足を運んでみてください!新しい出会いできっと何か見つかるものがあるはずです。 
部員は皆、新入生との出会いを待っています!