人文・文化学群人文学類
1)部活と勉強の両立はできますか?
高校までの勉強のように詰め込んでいく勉強ではないので、両立しやすいと思います。
逆に、人文の勉強はわかるまでしつこく一つのことを考え抜くタイプのものです。
ある程度の時間は必要でしょうが、それより何より集中力が大事です。
授業を考えながら聞く、テキストを批判しながら読む、人の意見を自分の言葉で説明してみる…
一つ一つのとことんやろうとすれば、かえって時間が余っていくのがわかりますよ。
また、浮世離れした授業ばかりなので、どこかで息抜きをする場所をつくっておいた方がいいと思います。
2)学類の授業はどうですか?
どこの学類もそうだとは思いますが、先生によって授業は全然違います。
大教室を使った講義形式の授業もあれば、少人数でじっくり意見を交わすような授業もあります。
授業の形態や課題の有無などはシラバスを見たり、先輩に聞いてみたりしてみると詳しくわかると思います。
また、ご存じの通り、人文学類は哲学・歴史・言語という、根本的な学問を取り扱っています。
私が勉強しているのは哲学ですが、今まで自分が常識だと思っていたようなこと、
気に留めてもいなかったようなことを掘り下げて暴いていくのは人文に共通した性質だと思います。
自分の中の「常識」を覆され壊されていくのは、面白かったり怖かったりと、とにかく衝撃です。
3)学類の雰囲気などはどうでしょう?
色んな人がいるけど、和やかな感じだと思います。
少々会話がエキセントリックだったりオタクが多かったりするのも、お互い様ですから(笑)
皆、華やかな比文・日日ではなく人文を選んでいるのですから、個性的でもどこか似た部分があるんですよ。
ご飯ちゃんと食べているのか心配になるような人がいる一方で、どこからどう見ても体育会系の人もいます。
どんな人でも溶け込めるのが人文です。
4)つくばに来て困ったこと、そしてその解決策などはありますか?
宿舎の引っ越し当日に、荷物がなかなか届かなくてとても困りました。
朝8時につくばに来たのに、届いたのは確か夕方の5時頃だったと思います。
当日はずっと雨が降っていてとても寒く、何もない宿舎の部屋で母とドライヤーで足を温めました。
宿舎の調理場の引き出しを開けたら黒い虫が詰まっていたことは今でもトラウマです。
そんな惨めな大学生活のスタートを切った私からのアドバイスです。
1.引っ越し当日はとても混雑していて、荷物がすぐに届き、すぐに見つかることはまずありません。
荷物は大量すぎるがゆえに一度には届きませんし、一ヵ所にまとめられてしまうので届いたかわからないのです。
荷物のダンボールは全面ド派手に装飾して目印をつけておきましょう。届いたか確認してもらうときも、
「赤いテープが全面に巻かれたダンボールありませんか?」
「全面マジックで大きくバツ印がしてあります」
と言った方が探してもらいやすいです。このとき、積み重なってもわかるように少なくとも横の面全面に目印をしましょう。
2.四月はまだまだ寒いです。冬物の衣類は横着せずに持ってきましょう。
また、エアコンは注文してもすぐには設置されません。湯たんぽがとにかく役に立ちます。
私はつくばで湯たんぽを買おうとしましたが、四月ということで店頭に置いていないというトラブルに遭いました。
それでも冬の在庫がまだあるものです。店員さんに聞いてみましょうね。
3.宿舎にケチをつけたらキリがありません。
「住めば都」にするためには二つの手があります。諦めて受け入れるか、立ち向かうかです。
宿舎情報はこのサイトにももちろん、色んなところに載っています。
立ち向かうという方、家具の配置などの最初が肝心です。健闘を祈ります。
5)アメフト部に入って、どうでした?
とにかく楽しいです。自分のすること一つ一つでEXCALIBURSが動いているんだな、と実感します。
「もっとこうすれば良くなるかも」「こっちの方がいい」と思ったらすぐに実行に移せたり
話を聞いてもらえるのも、同じようにひたすらに上を目指している仲間がいるからです。
仲間も、チームも、チームの理念も、アメフトも大好きになりました。
本当に入って良かったと思います。
6)最後に新入生に一言お願いします!
入学おめでとうございます。これから始まる大学生活をどう過ごそうか、考えていることでしょう。
もう一段階踏めば社会人になるその一歩手前、がむしゃらに何かに熱くなれるのはこれが最後かもしれません。
ほとんどの人が大学から始めるアメフトは、誰にでもチャンスがある、四年間を懸けるのにふさわしいスポーツです。
普通じゃない大学生活を送りたい方、アメフト部を覗いてみて下さい。